※ご注意!※
このブログはネタバレありでお送りしておりますので、これから映画を見る人は、見てから読んでね♪
では、本文をどうぞ!
今回は写真ナシ。すみません~。
立て看か何か撮ってくればよかった…なんて思っても後の祭り。上映スクリーンが、入口入ってすぐだったもんで、つい失念してました。
さて、遅くなりましたが、スパイダーマンですよ。
スパイダーマンというと、初代スパイダーマン、アメージング・スパイダーマンときて、今回で三代目となり、正直、
「またスパイダーマン!?マーベルいい加減にしろよw」
と思っている人も多いかと思います。
てか、実は私も思ってましたw
なんで見に行ったかというと、まあぶっちゃけスパイダーマンどうでもよくて、アイアンマン(というかロバート・ダウニーJr.)が出演するからという、ヒドイ理由w
しかし!
新しいスパイダーマンは、新しかった!(意味不明w)
どう新しいかっていうと、歴代スパイダーマンの場合、まずは主人公・ピーターが遺伝子操作されたクモにかまれてスーパーパワーを手に入れ、次に育ての親のおじさんが殺されて、その犯人をつきとめるためにスーパーパワーを使い、さらに大きな事件に巻き込まれる…というのがストーリーの定石だったわけですよ。
ところが、この新シリーズは、クモにかまれて~という導入部分をすっとばし、さらにおじさんはすでに亡くなっていて、母親代わりのおばさんと二人暮らしの理系オタクピーター少年が、そのスーパーパワーと頭脳を見込まれて、アベンジャーズに(というか、スターク社長に?)スカウトされた、という設定からいきなり始まるんです。
これはね~、大英断だと思いました。
だって、ピーターがクモにかまれてスーパーパワーを手に入れたことも、両親がすでにいないことも、周知の事実でしょ?(まあ、知らない人もいるかもですが、そういう人には、ネットか何かで予習してもらうとして)
描かれ方は、演出・脚本によって多少の違いはあれど、またあの暗くて重い導入部分を見にゃならんのか~って思うと、たいていの人はうんざりすると思うんですよ。
そこを、あえてすっとばすと、どうなるか?
過去作に比べて、格段に軽く、明るい「スパイダーマン」誕生ですよ!
過去のスパイダーマンたちは、スーパーパワーを手に入れたものの、父親代わりのおじさんをその力で守り切ることができず、犯罪者に殺されるという深刻なエピソードがある(しかもその後、親友が敵になったりする)ために、どうしてもストーリーが重く、暗くなりがち。
それが、個人的にはどーもスパイダーマンのキャラにそぐわない印象だったんですよ。
だってほら、スパイダーマンて、(他のマーベルヒーローと比べると)どっちかというとお調子者で、軽口とばしながら悪い奴をやっつける、という感じでしょ?
それが、今回のスパイダーマンは、キャラの明るさとストーリーが見事にマッチングしてて、何というか、見ていてスッキリするんです(いささか軽すぎるきらいはありますがw)。
両親がいないという孤独な家庭環境ながら、優しいおばさんと親友のネッドがその穴を充分に埋めているし、スーパーパワーを使うに当たっての責任について新米ヒーローにお説教する役にいたっては、先輩ヒーローアイアンマンとなり、すごーく説得力を増した感じ。
アベンジャーズにスカウトされてはしゃぐお子ちゃまピーターくんが、ダサイ失敗を重ねつつ、おばさんやネッド、それにときどきアイアンマンwに助けられて、ヒーローとしての自覚を持つようになるというストーリー展開になっていて、しかもヒーローとしての活動(?)と、等身大の高校生としての生活が交互に描かれるので、親近感ハンパない。
思えば、スパイダーマンって、マーベルヒーローの中ではわりとダサイ部類ですよね?
全身タイツ野郎だし。
アイアンマンみたいに全身鋼鉄に包まれているわけでもなきゃ、ソーみたいに筋骨隆々でもなく、なんかほんとに「生身で戦ってます」って感じだし。
おまけに中身はヒョロっとした理系オタクだし。
過去のスパイダーマンたちは、敵と孤独に戦ううちに、そういうマイナスイメージが払拭されて、クールなスーパーヒーローになっていくんですが、今回のスパイダーマンは、実はとことんダサイですw
以下、劇中の主なダサダサエピソード。
路地裏のゴミ置き場でパンいちでスパイダースーツに着替える。
しかも、荷物を全部おきっぱにしたために回収され、スーツのまま帰宅を余儀なくされるw(そしてネッドに正体がバレるw)。
高い建物がないと、ウェブシューターが使えないので、移動手段が徒歩しかない。
爆発的な破壊能力はないので、どこかに閉じ込められたら出られない。
エレベーターに閉じ込められた友達を助けた後、華麗に立ち去るのではなく、自分だけ下まで落ちる。
犯罪を防ぐつもりが、大事件に発展してしまい、アイアンマンにスパイダースーツを取り上げられ、変なTシャツwで帰される。
しかし。しかし、ですよ。
前述の通り、親近感ハンパないので、数々の超絶ダッセェエピソードにもかかわらず、思わず「頑張れ!」って応援したくなるんですよ!
あ、ちなみに、スパイダースーツは、トニー・スターク謹製の逸品です。これも、理に適ってますよね。いくら成績優秀な理系男子でも、いち高校生の財力でスーパースーツを手作りするのは無理がある。
そしてもう一つ、新スパイダーマンの大きな特徴は、「殺さないこと」。
過去のスパイダーマンは、敵がありえないようなフリークスだったんで、殺すつもりはなくても勢い余って相手が死んじゃったりして、それがまた物語の暗さに拍車をかけてたんですが、今回のスパイダーマンの敵は、「普通の人」。
チタウリの技術を盗んで作ったハイテク兵器を売って稼いでる武器密売人たちのボスは、たしかに犯罪者ではあるけれど、家に帰れば家族思いのマイホーム・パパ。
なぜ彼が武器の密売に手を染めたかと言えば、彼の本業は瓦礫などの撤去作業で、ニューヨーク市から、アベンジャーズとチタウリの戦闘の後始末を請け負っていたのですが、その大口の仕事を、スターク社が立ち上げた「ダメージコントロール」に奪われ、家族を路頭に迷わせないため犯罪者になった、という設定なのです。
チタウリの技術が危険すぎるにもかかわらず、一般の業者に回収を依頼した市役所の判断がそもそもの間違いなのですが、スターク社が「異星人から地球を守るため」という大義名分のもと、チタウリの技術を使ってハイパー兵器を造り儲けているのも事実。
そして、スパイダーマンのハイテクスーツは、そのスターク社が作ったという皮肉…。
物語終盤、ピーターは自分が追っていた武器密売人のボス(バルチャー)が、あこがれの女の子・リズの父親と知り、また、スターク社がどうやって利益を得ているか、そして彼がなぜ密売に手を染めたのかを知り、ある大きな決断をします。
その決断とは…?
それは、映画を見てのお楽しみ、ってことで。
エンドロールアニメのあと、刑務所に入れられたバルチャーの言葉から、彼が彼なりにピーター(スパイダーマン)を気に入ったらしいことがわかります。
そして、その後さらにエンドロールが続き、最後の最後にキャプテン・アメリカからありがたーいご訓示がありますので、皆さん、席を立たずに拝聴しましょう!w
それにしても、なんでスパイダーマンの本名は「ピーター・パーカー」っていうバカっぽい名前なんでしょうね?まあそう決まっているから仕方ないっちゃ仕方ないんですけど。
いつもなんかこう、いたたまれない気分になるんですよ。
個人的にお気に入りの場面は、いつもピーターをいじめてるフラッシュの(パパの)車が
ベッコベコに「クラッシュ」wするところと、ネッドがピーターをバックアップするために校内のコンピュータを使っているところを、先生に
「パーティー(校内はホームカミングパーティーで盛り上がり中w)にも出ずに、何してるの?」
ととがめられたとき、本当のことを言わず、
「エ…エロ動画見てました」
と言うところ(笑)
ネッド、君こそ漢だ!(まあ、本当のことを言ったところで、先生は信じてくれなかったと思うけどね…)
そんなわけで、笑ったりハラハラしたり考えさせられたりと、見どころ満載の映画でした。再来年には2が公開されるらしいですよ。楽しみ~♪
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