2017年8月17日木曜日

まるで自分の祖父が亡くなったような

私が毎回楽しみにしている、某A新聞の連載コラムがあるんですが、筆者に田植えを指南してこられた、通称「毒舌師匠」が亡くなられたことを今日の紙面で知り、なんというか、まるで自分の祖父か、親戚のおっちゃんが亡くなったような気分を味わっております。

今年の4月に永眠されたとか。

ガンでずっと体調崩しておられたのに、押しかけ弟子であるコラム執筆者にも知らせてなかったって、心配かけたくなかったんだろうなぁ。

毒舌で怒りっぽいけど、それって優しさと面倒見の良さの裏返しだったんだよね。

「こいつ、この先こんなので大丈夫なのか?」と、「押しかけ弟子」のことを心配しておられたのでしょう。

あのあったかい九州弁が、もう読めなくなる(たぶん、音で聞いたら、私には絶対リスニング不可能)のかと思うと、寂しいです。

単なる一読者に過ぎない私のハートまでわしづかみにして天国へ行ってしまった師匠、心よりご冥福をお祈りします。

0 件のコメント:

コメントを投稿

紅蓮の禁呪144話「竜と龍・一」

   そのかすかな術圧を感じたとき、龍垓はわずかに頬を緩め、迦陵は眉を顰めた。  黒帝宮の前庭、迷宮庭園。  「庭園」とは名ばかりの廃墟である。  植栽に水を供給するために引かれた水路は虚ろにひび割れ、立ち枯れた植物たちの枝や根がはびこり、庭園を飾る列柱や彫像を痛めつけている。 ...