2018年5月19日土曜日

映画『アベンジャーズ/インフィニティウォー』感想

見てきました~。しかも、今回はIMAX3Dで!
大画面、立体音響、そして3D。迫力ハンパなかったです。

私の行きつけの映画館はなぜか去年くらいから3D上映がほとんどなくなった(システム上の問題かもしれません。最新映画が要求するスペックに、上映館の技術が合わなくなったのかも)ので、ちょっと遠い映画館まで足を伸ばしたのですが、いや~、その価値はありました。

さて、それでは今回もネタバレありありの感想いってみましょう。
まだ見てない人、ネタバレ嫌いな人は、読まずにとばしてくださいね!


『キャプテン・アメリカ/シビルウォー』のテーマは、「スーパーヒーローたちの出動は、彼ら自身の意思によるべきか、それとも国家機関の決定によるべきか」でしたが、今回のテーマは「人類の数を半分に減らさないと、資源や食糧が底を突き、人類そのものが全滅するとしたらどうするか」。

今回のラスボスであるサノスが選んだ答え:インフィニティ・ストーンの力で人類の半数を無差別消滅。

ストーリーの8割くらいは、インフィニティ・ストーンをめぐるサノス軍VSチームアベンジャーズ。
インフィニティ・ストーンは全部で6個あり、銀河に散らばるそれらを、サノスとその手下が集めていくわけですが、悪役ですので、もちろん力ずくです。

そしてサノスとその側近たちの強さはチート級。

物語の初手から、なんと、アスガルドの宇宙船がサノス軍に襲われ、ロキとヘイムダルがお亡くなりに。
(ロキは「マイティ・ソー/ダークワールド」で一度死んだふりして生き返ったということがありましたが、今回はマジ死亡らしいです)
ソーも瀕死の重傷を負いますが、木っ端みじんに破壊された宇宙船と一緒に宇宙空間を漂っているところを、救難信号を受信して駆けつけたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々に助けられて一命を取り留めます(さっすが神さま!)。

今回、アベンジャーズの助っ人として参戦するガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々ですが、笑えるのがチビッコだったグルートがティーンエイジャーっぽくなっていて、ずーっとゲームやってるところ。
ロケットは、そんなグルートに「脳が腐るぞ」と小言を言ってて、まるで保護者。
思わずニヤニヤしてしまいました😁

さて、そんな反抗期まっただ中で、サノスの脅威にも我関せずだったグルートですが、ソーがヘラに破壊されたムジョルニアに代わる新しい武器を作るために瀕死の重傷を負うのを目の当たりにして、突如、

「お、俺もなんかしなくちゃ!」

という使命感に目覚めたらしく、新しいハンマーの持ち手にするため、自分の片腕を切り落とします。かっけー!!
(けどちょっと中2っぽい)
ちなみに新しいハンマーの名前は「ストームブレイカー」。
(やっぱちょっと中2っぽい)

なぜグルートの腕がハンマーの持ち手になりうるのか?
実は、グルートはソーの故郷、アスガルドの「聖なる木」の末裔らしいのです。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々とソーが出会った場面で、ソーがグルートの言葉を理解できる理由を説明するときに言ってました。

「聖なる木」というのが、生命の木ユグドラシルのことだとすれば、グルートの腕を持ち手にしたハンマーが、ムジョルニア以上の力を秘めていたとしても、不思議はないですね!

そんな感じで、新たな武器が投入されたり、新しい助っ人が現れたりと、チーム・人類側も善戦するのですが、なにしろマジでサノスとそのお仲間が強すぎて、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ブラックパンサー、スパイディーはまるで歯が立ちません。

ハルクは不調で変身できず、ブルースはアイアンマンのようにスーツに入って闘ってるし~。(そう、予告編にちらっと映る、太ったアイアンマンみたいなスーツの中身は、ブルースだったんです)
ブルースがハルクに変身できなくなった理由は、推測ですが、ハルクはソーと一緒にいるときにサノスの襲撃を受けて、一度サノスにこてんぱんにされてるわけで、それがトラウマになって変身できなくなったのでは?と私は思っています。
いずれにしても、変身できないなら、ブルースはただのオジサンですからね…。スーツなしのアイアンマンと同じですよね…。頭脳は超弩級なのに、残念ね~。

かろうじてサノスに立ち向かえるのは、世界最強の魔法使い、我らがドクターストレンジと、マジ神であるソー、そしてインフィニティ・ストーンの化身ともいうべきヴィジョンくらいなわけですが、チーム・サノス側の急襲に、みるみる劣勢に追い込まれていきます。

(まったくの余談ですが、ワカンダで陛下とキャップ率いるチーム・人類が、不気味な怪物の群れを連れたチーム・サノスと大乱戦になる場面、なんか見覚えがあるような、と思ったら、『ロード・オブ・ザ・リング』の第3作『王の帰還』で、ゴンドール・ローハン連合軍対オーク軍の戦いとよく似てることに気づきました。人類対非人類の戦争シーンはみんなこんな感じになる運命なのかも)

そして、6個のインフィニティ・ストーンは、あれよあれよという間にすべてサノスの手に渡るわけですが、ここで問題なのは、サノスも石を手に入れるために犠牲を払ったという点です。

惑星ヴォーミアに眠る「ソウルストーン」は、6つの石の中で唯一、「意志を持つ」とされ、自分の最も大切にしているものを捧げなければ手に入りません。

そこでサノスは、自分の最愛の娘であるガモーラを犠牲として、「泣きながら」断崖から突き落とすのです。

その愛し方はともかく、彼がガモーラを娘としてとても大事に思っていたことに間違いはなく、彼は愛を知らない、冷血で残酷なだけの殺人者ではないということが、この場面からわかります。
彼は、自分の行おうとしていることが、他の人間にも同様の悲しみをもたらすであろうこともわかっているようです。

サノスは、資源や食糧には限りがある、と言います。だから、人類の半数を消し、人類を飢えや欠乏から救うのだと。

石がすべてそろったガントレット(甲掛け、手甲)をつけた左手で、サノスが指を鳴らすと、人類の半数が灰に変わっていきます。
地球でも、太陽系外の惑星でも。アベンジャーズの仲間たちも、例外ではありません。

その瞬間、サノスは幻を見ます。
幻の中には、死んだはずのガモーラが、幼い少女の頃の姿で現れ、
「やったの?」
と尋ねます。
「ああ、やった」
とサノスが答えると、少女はほほえみ、幻は消滅。
現実にもどったサノスは、草原に腰を下ろし、上る太陽を眺めます。
新しい宇宙の夜明けを。

サノスの行為は、果たして狂人の独善なのか?
幻に現れた少女の正体は?(私はソウルストーンがガモーラの姿を借りて現れたと推測しています)
ストレンジが予言した、「アベンジャーズが勝つ方法」とは?

もう、今から続きが見たくてたまりません~!

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