2024年11月19日火曜日

紅蓮の禁呪152話「竜と龍・九」

 玄蔵は抗弁した。

「しかし黄根さん、魂縒のあとには昏睡があります。第一、今の紅子の身体は普通の状態じゃ……」

 ところが、当の紅子はいつの間にかすっくと立ち上がっている。


「紅子?大丈夫なのか?」


 ついさっきまでふらついていたのにと訝しみながら玄蔵は声をかけるが、彼女は焦点の合わない目で前を見たまま、返事もしない。

 ただ引き寄せられるように紅子が黄珠に歩み寄る。

 玄蔵はもう一度紅子を呼ぼうとしたそのとき――


 凄まじい金色の光輝が辺りを満たした。


 閉じたまぶた越しに目を射る、あふれる光。

 その場にいた誰もが、あまりの眩しさに耐えきれず、目を閉じ顔をそむけたり手で光を遮ったが、それは文字通りほんの瞬きの間の幻のように過ぎ去った。


 紅子の様子が気になっていたものの、今の自分にできることをしなければと、眼前で復活しつつある龍垓と迦陵に意識を集中していた鷹彦も突然の光に驚いて、思わず背後を振り返った。

 だが、そこにはただ、もとの薄明の世界に、弱々しい輝きを放つ黄金の宝玉と、その前に立つ紅子の姿があるだけだった。


 今のは黄珠の……?


 頬に血色が戻ってはいるものの、顎から下を血まみれにした彼女の姿は、お世辞にも「無事」とはいえないし、さらにさっきの光が魂縒だとすれば、あとには呪的昏睡と御珠の力の減衰が待っている。


 だとしたら、ここは一旦退いて、また出直すということになるのか、と鷹彦は思った。


 実際、紅子は目を閉じたままみじろぎしない。

 黄珠の輝きも衰えている。

 彼女の最も近くに控えている玄蔵も、娘がいつ倒れてもいいように身構えているようだし、竜介と、彼に傷を癒やしてもらった志乃武、それに付き添っていた泰蔵・日可理も、心配そうに成り行きを見守っていた。


 しかし、驚いたことにまもなく黄珠は輝きを取り戻し――


 紅子の閉じていたまぶたが、開いた。


 それは、実に四千年ものあいだ、彼ら御珠の一族が切望し続けた瞬間だった。


 五つの御珠すべての力を授かる神女がこの世に現れたのだ。



 その場の誰もが、目の前の奇跡に言葉を失っていた。

 だが――そう、これで終わりではない。

 彼らにはまだ片付けねばならない勤めが残っていた。


 禁術起動という、命を賭した勤めが。


 そして、その時までは、もう一刻の猶予も残ってはいなかった。

 巨大な生き物の咆哮を思わせる、地鳴りのような轟音が周囲を震撼させたかと思うと、青白い鬼火のような稲妻が、彼らの周囲を取り巻いたのは、そのときだった。

 日可理が悲鳴をあげ、思わず耳を塞いで身体を低くする。

 残る七人も、何事かと身を固くした。

 通常なら目に見えない、鷹彦の造った超高密度の「風撃の壁」が、一瞬、青白いドーム状に浮かび上がる。

 生臭いオゾン臭が鼻を突き、静電気が彼ら八人の髪を逆立てた。


 稲妻が消えたとき、「壁」の向こうに浮かび上がったのは、巨大な竜だった。

 硬質な漆黒の鱗に青白い稲光をまとったその竜は、巨大な蛇体をくねらせて彼らのいる円形舞台の周囲にとぐろを巻き、大きく裂けた口からまた一つ、咆哮した。

 空気が、ビリビリと震える。


「鷹彦、大丈夫か!?」


 竜介が叫ぶと、


「今のところはね!」

 という返事が来た。

「けど、あと二回、今みたいな直撃をくらったらわかんねえ!」


「あの怪物は、今までどこにいたんだ?」


 玄蔵が誰にともなくつぶやくと、それを聞きとがめた黄根が答えた。


「あれは龍垓だ」


 確かに、迦陵はさきほどと同じ場所にいるが、隣にあったはずの龍垓の姿は消えている。

 そして巨大な竜から感じる、圧倒的な力の気配は、龍垓のものと同じだ。


 雷迎術、という言葉が皆の脳裏をよぎった。


 迦陵はすでに首が元通りになって、目に見えない「壁」に向かって何度か斬りつけたものの、文字通り刃が立たないとわかった今は間合いを取って様子を見ているようだ。

 一方、龍垓――もとい、彼だった竜のほうは、空に向かって巨大な口を開け、まるで辺りにわだかまる闇を吸い込んでいるように見えた。

 おそらく、次の雷撃のために力を溜めているのだろう、その鱗と背びれには不気味な青白い光が脈打ち、少しずつだがその輝きは増してきていた。


「時間がない。坊主」


 黄根が鷹彦に向かって早口で言った。


「一瞬だけ壁を消せ。お前の兄と師匠を外に出す」


 わかりました、と答える鷹彦の声を聞きながら、紅子が竜介を目で探していると、すぐとなりで声が聞こえた。


「紅子ちゃん」


「竜介」

 紅子が少し驚きながら向き直ると、彼は少しだけはにかむように微笑み、言った。

「俺、あとできみに話したいことがあるんだ」

 その言葉に、鷹彦の

「竜兄、師匠、カウントスリーで消すから出て!」

 という声がかぶる。

「三!」

「うん」

 紅子は強くうなずく。

「二!」

「うん、あたしも」

「一!」

 竜介は頷き返すと、彼女から視線をはずした。

 脳裏をよぎる「今生の別れ」、という言葉を振り払いながら、泰蔵とともに円形舞台の縁へ向かう。


 ゼロ、の声とともに周囲の景色の暗色が、心持ち深くなったようだった。


 「壁」が消えたのだ。


 そのとたん、タイミングを図っていたらしい迦陵が、間髪入れず竜介たちの間合いに入ってきた。

 彼らが押されて後退すれば、迦陵を「壁」の内側に入れてしまうことになる。

 だが、


 キィン!


 という硬質な音が薄明の世界に響き渡り、青い火花が散った。

 泰蔵が喚び出した、日可理の式鬼氷華(ひょうか)と雪華(せっか)の剣が、迦陵の刃を受け止めた音だ。

 続けて、竜介の隣にいた泰蔵の姿が消えたと思った、次の瞬間。


 迦陵の小さな身体が後ろ向きに吹き飛び、まるで入れ替わるように泰蔵の姿が現れた。


 竜介たちの背後の空中に、かすかなモアレ模様が現れたのは、そのときだった。

 「壁」が無事に復活した印だった。



(※挿絵はAIにより作成しました)

2024年10月28日月曜日

紅蓮の禁呪151話「竜と龍・八」

 


 そのときの紅子の身体は、口内の粘つく血の味や、曰く言い難い疲労感、冷えて重い手足といった不快な感覚が警鐘を鳴らしていた。

 けれど、貧血のせいでまだ意識が朦朧としていたため、それらをなんとなく疑問に思いつつもどこか夢見心地でやり過ごし、竜介の肩に自分の額を預けて、切望した再会の喜びに浸っていた。――の、だが。


 ゴホン、という遠慮がちな咳払いとともに、紅子にとってなじみ深い声が言った。


「あ~……二人とも邪魔してすまんが、そろそろいいかね?」


 聞き間違えるはずもない、父親の声。

 紅子がハッと目を開けると、竜介の肩のむこう、所在なさげにたたずむ玄蔵の姿が飛び込んできた。


「とっ、父さん!?」


 思わず声が裏返る。

 と同時に、全身の感覚が目覚めて現実がその輪郭を取り戻し、紅子は弾かれたように竜介から離れて立ち上がった――つもりだったが、目の前が不意に暗くなり、よろけて結局、二人に両側から支えられる形になってしまった。

 紅子はいたたまれなさと気まずさで変な汗が出てくるのを感じながら尋ねた。

「あの、その、なんでここに?」


「なんでって、お前を助けに来たに決まってるだろう」


 玄蔵は憮然として答える。

 紅子はようやくはっきりしてきた頭で、今自分がどこにいるのかを思い返した。

 いくら竜介でも単独でここに来れるはずがないのだ――この、空に浮かぶ邪悪な亡者の城までは。

 だとしたら、他にも同行者がいるのだろうか?

 ちょうどそのとき、


「小僧」


 今度は紅子が知らない声が聞こえた。

 竜介が振り返った先を見ると、険しい顔に蓬髪の老人が、今まで気づかなかったのが不思議なくらいすぐそばに立っていた。

 知らない顔だが、どことなく見覚えがあるような気もする。

 そんな紅子の視線を尻目に、老人は頭を倒して自分の背後を示して言った。


「白鷺家のせがれが限界だ。早く行ってやれ」


 そこには泰蔵と、白鷺家の二人がいた。


 彼ら冷たい床の上に座りこみ、泰蔵が青白い顔でぐったりしている志乃武の体重を支え、日可理はその傍らで弟の右前腕を白く輝く両手でじっと固定しているようだ。

 光の中に浮かび上がるその腕はむき出しで、血まみれだった。


「そうでしたね」

 と竜介は言って、玄蔵に紅子を預けて立ち上がると同時に、自分が着ていたファー付きの分厚いモッズコートを脱いで彼女の肩にかけた。


「またあとで、紅子ちゃん」


 そう言い残して彼は彼女のそばを離れ、泰蔵たちのほうへ向かった。

 泰蔵と日可理は彼の姿を認めると、ほっとした様子で頬を緩めた。


 紅子はこのときようやく、自分がいるのは直径数十メートルほどの円形に平たく削り出された一枚の岩盤の上だということに気づいた。

 岩盤は冷たい光沢を放つ黒い岩で、滑らかに磨き上げられた床には、繊細な幾何学模様が掘られているのが、薄明の中でもうっすらとわかる。


 竜介の青い光が志乃武の右腕を包み、紙のようだった志乃武の頬に少しずつだが血の気が戻っていくのが見えると、紅子もまた安堵の息をついた。

 安心すると、いつまでも父親に抱えられているのが気恥ずかしくなり、

「父さん、もう大丈夫だから」

 と、離れようとしたが、立ち上がろうとするとまた立ち眩みに襲われて座り込んでしまった。

「無理するな。お前は死にかけたんだぞ」

 そんな大げさな、と紅子は一笑に付しかけたが、胸のあたりがごわごわするのが気になって触れると、手のひらにべっとりと血がついてぎょっとなった。

「何、この血!?」

「お前、何も憶えてないのか」

 玄蔵は、紅子が封滅の禁術を起動したが、黒珠の伺候者が術圧のせいか「自壊」して術が失敗したことなど、自分が知っている範囲で娘に語った。

 それから、あの険しい顔つきの老人を手で示して、


「我々がここまで来れたのは、こちらの黄根さんのおかげだ。お前の母方の祖父に当たる人だよ」

 と、言った。

「それに、お前の命が助かったのも、黄根さんが竜介くんに力を貸してくれたからだ」


 紅子は黄根老人を見た。

 この人が――

 目の前の老人の顔が、記憶の片隅にあった、白珠の魂縒で最後に見た幻と重なる。

 黙ってこちらを見ている黄根に、紅子は言った。

「あの、初めまして。色々とお世話になって、ありがとうございます」

 だが、老人は表情を崩すことなく、


「礼を言うのはまだ早いようだぞ」


 と、あごで竜介たちがいるのとは別の方角を示した。


 そこにいたのは、鷹彦だ。

 彼は舞台の縁の近くに立って、こちらに背を向けたまま、青い光を放っている。

 一瞬、彼が何をしているのか理解できず、紅子は彼に声をかけようと息を吸い込む。

 しかし、次の瞬間、鷹彦の放つ青い光輝の向こう側、夕暮れのような薄明の中で、大小二体のシルエットがうごめいているのを目にして、紅子の吸い込んだ息はそのまま固まることになった。


 その二つのシルエットは、龍垓と迦陵のものだ。


 どことなく人間離れした動きだったが、すぐにわかった。

 龍垓は折れ曲がった首から偃月刀を抜くと、両手で首の位置をまっすぐに直そうとしている。

 迦陵にはそもそも首がなかったが、胴体が手探りで首を探し当てたところだった。

 

 全身に冷水を浴びせられたような気がした。


 竜介と再会できただけですべてが大団円を迎えたような気でいたが、まだ何も終わっていなかったのだ。


「動き出したな……」


 黄根が苦々しげにつぶやくのが聞こえた。


「もはや猶予はない。紅子」


 呼ばれて向き直ると、ぎろり、と大きな目で見据えられ、紅子は思わず姿勢を正す。


「は、はい」


「お前には今から、黄珠の魂縒を受けてもらう」


 そう言うと同時に、彼は目の前の饕餮紋が刻まれた角柱――禁術起動中にはそこに炎珠があったが、今は何もない――の上に手をかざす。

 その手が金色に輝き、次の瞬間、角柱の上に黄金に輝く宝玉が現れた。

 説明がなくとも、わかった。


 黄珠だ。



※挿絵はAIによるものです

2024年10月20日日曜日

ロンドン・パリ旅行こぼれ話「トイレ事情」

 


ヨーロッパの公衆トイレは有料だとか、お金をとるわりにきれいじゃないとか、いろいろ噂を聞いて戦々恐々としながら渡欧しましたが、開けてびっくり、公共施設のトイレはどこもおおむねきれいでしかも無料でした。

とくに驚いたのがエアタオルの普及率!

冒頭の写真はディズニーランド・パリ(DLP)の公衆トイレのエアタオル。なんとパーク内全トイレのエアタオルがあのdyson製でした。すごい✨️

ただ、パリのメトロはトイレがどこにあるのかわかりませんでした。もしかして、ないとか…?そういえばCDG空港もトイレが少なかった🤔

それとも、日本の鉄道がトイレ多すぎなのかな?😅

日本の公共施設のトイレって、とても親切ですよね。「水を流すときはここ!」みたいな印が必ずあるし。

ロンドンやパリのトイレはとてもスタイリッシュなんですが、そういう印がどこにもなかったりすることがしばしばありました(尾籠な話ですみません)。水流ボタンが壁に埋もれて、デザインの一部になってたり…😅そこはもう少し実用性を優先してもいいのでは😂

私が行った場所が特別で、もっと田舎だとか、あまり旅行客が行かないような場所だと、もしかしたらまだ昔ながらの有料でしかもあまりきれいじゃない公衆トイレなのかもしれませんが、とりあえずロンドンやパリのメジャーな観光地では、衛生的でほっとしました😄

2024年10月19日土曜日

ロンドン・パリ旅行⑦「帰国」

シャルル・ド・ゴール国際空港へ出発

昨夜はホテルへ戻ったのが夜11時近かったせいか、ホテルのフロントに誰もいなくて自動ドアが開かないなんてことがありました(入口横の呼び鈴を押しまくったらすぐに夜勤のお兄さんが出てきてドアを開けてくれましたが…夕食でも食べてたのか?😅)。そんなゆるーいパリの日々ともついにお別れ。

ロンドンのロイヤルナショナルホテルはカードキーだったので、玄関ホールに設置された箱にカードキーを放り込むだけでチェックアウトOKだったのですが、パリのホテルハバナオペラは昔ながらのシリンダーキー(しかもちょっとした鈍器なみに重い)なので、チェックアウトのときはフロントに鍵を返します。

フロントのおじさんに「Thank you for everything!」とお礼を言って出発。こういう古風な感じもなかなかいいものですね😊

実際のところ、このホテルは日本人に人気があるみたいで、私達以外にも2、3組の日本人客を見かけましたし、エレベーターには各部屋のデポジットボックスについて日本語で説明している紙が貼られています。もしかすると、以前は日本人(あるいは日本語を話せるスタッフ)がおられたのかもしれません…🤔


Cadet駅のアール・ヌーヴォー調の看板ともお別れです。

ところで、今回の旅行ではパリの治安がとにかく懸念材料でした。オリンピックが終わってしばらく経っているとはいえ、やっぱりスリ・置き引きの類は多いだろうし、いきなりナイフを突きつけるような強引なやつに遭遇したらイヤだなぁとか…ぐるぐる考えてました😱

 なので、ネットの情報をもとにスキミング防止の薄型ウェストポーチを買い、クレカなどの出し入れも最低限にしたほうがいいだろうと、出発前、オンラインでメトロの切符を買えるというイル・ド・フランス・アプリ(とナビゴーアプリ。2つは連携しているので、イル・ド・フランスアプリで切符を買うにはナビゴーアプリが必須です)と、交通機関のストなど最悪の場合に備えてタクシーも使えるようUberアプリをスマホにインストールしておきました。

しかし!結果から言うと、いずれのアプリも出番はありませんでした😅

まず、イル・ド・フランスアプリではパリ市内のメトロの切符は買えるけど、MLV Chessyまでの切符が買えませんでした。もしかすると他の交通機関アプリなら買えたかもしれないけど…とにかくパリの交通網についてはアプリがたくさんありすぎてややこしく、「このアプリひとつでオールOK!」というものはないという印象を受けました。

また、Uberも、メトロの雰囲気があまりに悪かったら、Auber駅から使うことがあるかもと思ってましたが、オペラ駅~Cadet駅間はホテルも観光客も多いせいか、メトロの駅も車内も夜11時くらいならまだまだにぎやかでしたし、Cadet駅前も夜遅くまで若い人たちが歌ったり騒ぐ声が聞こえてました(夫が言うには、午前0時ごろ、YMCAを歌う声が聞こえてたとか😂)。

ま、私が終始夫と二人連れだったから、危険を感じなかっただけかもしれません…Auber~オペラ間の地下通路には、路上生活者の姿もちらほらありましたし、自分一人だったら、ちょっと怖いなと思ったかも🤔

さて、話を空港までの移動にもどしましょう。

使える公共交通は2つ。オペラ駅前から出ているCDG空港直通のROISSY(ロワシー)バスか、治安がよろしくない(という噂の)RER B線を使うか。

出発時、私は悩んでいました…イル・ド・フランスアプリでもロワシーバスのチケットは買えるみたいですが、果たしてこれがほんとに正しいのかどうかがわからない(なにせ初心者なので)。バス停にチケット販売機はあるらしいけど、見つけられなかったらどうしよう…😔

溺れるものはメトロの駅のインフォメーションでCDG空港へ行きたいのだがと尋ねました。が!「ロワシーバスで」の一言を忘れたために、鉄路のチケットを購入してしまったのでした…😑もちろん、ロワシーバスの運転手さんには「このチケットでは乗れません」と言われましたとも😭(そしてロワシーバスのチケット販売機はバス停の歩道上にありました…これでもかというくらい見逃しようのない場所に😭)

しょーがないので雨の中(この日も雨天。パリは連日雨)オペラ駅へ取って返し、またもやインフォメーションで、買った切符を見せて「これでCDG空港へ行けるだろうか?行くとしたらどう行けばいいのか?」と尋ねました。

インフォメーションのおじさんは言いました。この切符で大丈夫だ。オペラから一駅のChatelet Les Halles駅(シャトレ・レザール、通称シャトレ)でRER Bに乗り換えなさい、と。

やっぱりチケット代を無駄にしたくないなら、それしかないよね~。

というわけで、RER B線でCDG空港へ向かうことになったわけです…😑

で、問題のB線ですが、A線に比べると駅構内は多少古くて薄暗い感じはしたものの、スーツケースを転がしている旅行客は他にもいるし、車内の雰囲気もごく普通でした。ただ、乗客はA線ほど多くはなくて、空席が多いという印象。でかいスーツケースを持ってる我々には、空いた車内はありがたかったですが、これが夜とかだと、人の少なさはやっぱりちょっと怖いと思ったかもです🤔

パリの鉄道は基本、各停なのですが、私達が乗ったCDG空港行きはどういうわけか途中の駅をかなりすっ飛ばして運行。そして途中、なにもないところで停止。

信号待ちにしては長いな~と思っていると、何やら警察みたいな黒い防弾チョッキを身に着けた物々しい人たちがやってきました。

え、なんか事件?😰

違います。実はパリの鉄道ではときどき抜き打ちでキセル乗車チェックがあるのです。噂には聞いてたけど、まさか自分が遭遇するとは!もちろん、私達のチケットは問題ありませんでした。ただ、同じ車両の前のほうでは、どうやら罰金を払わされているらしい男性の姿がありましたが…😅

たぶん20分くらい停車してたのかな?その後はとくに問題なく、CDG空港に到着しました。で、さらにここから私達が出発する第一ターミナルまでは、空港内をぐるぐる走っているCDGVALという無料シャトル電車で移動。この電車、座席はありません。すぐに着くから、座る間もないけどね。

夫はキセルチェックの停車時間にぷんすか文句を言ってましたが、16時25分の飛行機には十分以上に間に合うことができたので、結果としては鉄路を使ってよかったと私は思いました。悪名高い?B線に乗るという貴重な経験もできたし😂

CDG空港~帰国


行きは有人カウンターでチェックインでしたが、帰りは無人機でチェックイン。出てきた搭乗券はレシートみたいな頼りない感じのペラペラの紙(行きは厚紙だったのに)。搭乗券といっしょに預け入れ荷物に付けるバゲージクレームタグも発券されますので、それを持って荷物を預けに行きます。

パスポートチェックと手荷物チェックが終わったらあとは搭乗までやることないので、空港内のカフェで飲み物だけ頼んでぼーっとしてました😶


コインランドリーのために崩した小銭を使い切るため、カフェで頼んだ飲み物。レモンティーを頼んだはずなのになぜか出てきたピーチティー。美味しかったからまあよし😂

帰宅してからウェストポーチをさらったら、すみっこからイギリスの1シリング硬貨と20ユーロシリング硬貨(0.2ユーロだから30円くらい?)が出てきました。ありゃ…この先使うことあるかなぁ?😅

帰りの飛行機もまたもやヘッドレストとの戦い😓しかもドーハ~関空間の座席はリクライニングが壊れてました。なんたる不運!そんなことある…?😫

ちなみに乗った機種はAirbusA350-900で、CDG~ドーハ間で乗ったBoeing777-300ERより新しい感じだったのに…(Boeing777-300ERは行きも乗りましたが、座席の読書灯が点かなかった😅)

しかたないので座席と背中の間に手荷物のリュックを置いて、クッション代わりに(シートベルトサインが出たときは床に置きました)。

帰りの飛行機では機内モニターで大好きなマーベル映画を見てました。シャン・チーとガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3。GoG3はフライト中に全部見終わることができなかったので、これからディズニー+で続きを見るつもりです😄

機内食は帰りも美味しかった!夫はうなぎが出てご満悦でした😂

そういえば、機内で眠るときのためにアイマスクと耳栓を100円ショップで買っていきましたが、結局使わなかったなぁ🤔同じく100円ショップで買っておいた携帯スリッパはとても役に立ちました。機内でもホテルでも。日本のホテルはたいてい「消毒済み」って書いたスリッパが人数分用意されてますが、あれは日本ならではだったんだ~と思い知りました😅


受託荷物を受け取ったら、税関へ。

私達は関税がかかるようなものは買ったりしてませんでしたが、関空ではないなら「ない」と申請しないと税関を通れないので、黄色い書類を書いて通過。

モバイルWiFiを返却したら、空港での用事は終了です。

空港に着くとその国ならではの匂いがする、という話を聞いたことがありますが、ハマド空港もヒースロー空港も免税店の香水の匂いしかしませんでした😂ただ、関空は、空港の建物に入った瞬間、うどんのようなおだしの匂いがほのかにして、噂は本当だったんだなと思いました😂

時差ボケですが、機内でなるべく眠るようにしていたし、帰国した日も疲れてすぐ就寝したので、あまり感じませんでしたね🤔

ただ、スマホのロック画面に表示される時刻が、日本時間に設定し直したあともなぜかずっとパリ時間だったのは困りました。再起動したら直りましたけど😅

夫は硬水のせいかじんましんに悩まされたりしましたが、二人とも大きく体調を崩すこともなく、大きなトラブルなく旅を終えることができて本当によかったです😄

これにて我が家のロンドン・パリ旅行記は終了。

ここまで読んで下さってありがとうございました!🙏😆

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2024年10月18日金曜日

ロンドン・パリ旅行2024⑥「ディズニーランドパリ二日目!」

 

DLP、二日目です。

出かけるのが遅くて間に合わないかなと思ったのですが、朝11時すぎのディズニースターズ・オン・パレードに間に合いました。

DLPは、日本では絶えて久しい紙マップがまだ残っていて、おかげで公式アプリをインストールしてくるのを忘れた夫は助かったようでした。でも基本、道案内は私がしてましたけどね…😒

公式アプリにはアトラクションを検索すると現在位置からの道順を青いラインで教えてくれるという道案内機能があって、便利でした。混雑してたり通信が弱かったりすると現在位置がズレるので、あまりアテにならないときもありましたけどね😅パーク内にキャストさんが少ないのは、アプリにこの機能があるせいかな?とも思いました🤔


フランス版スモワ。日本のイメージが、「ハリウッドが考える日本」とかじゃなくて、ちゃんと日本だった😂

その後はお隣のウォルト・ディズニー・スタジオへ移動。スタジオには、日本にはないアトラクションやショーがあってとても楽しかったです!😊


映画「レミーのおいしいレストラン」がテーマの4Dアトラクション、「レミーのラタトゥイユアドベンチャー」。私は面白かったけど、夫は元ネタを知らないのでさほど楽しくはなかったみたい。回転したり水しぶきがかかるのが苦手な人は乗らないほうがいいかも。人気のアトラクションなので待ち時間が長いですが、シングルライダーだと5~10分くらいで乗れました。

二人とも文句なく楽しめたのは、トゥーン・スタジオのアニマジック・シアターで上演されている「ミッキー・アンド・ザ・マジシャン」。フランス語や英語がわからなくても、なんとなく雰囲気でストーリーがつかめますが、ネットにあらすじやYoutube動画も上がっているので、予習していくとさらに楽しめるかもしれません😊

個人的には、日本人が独り言で「さあ、仕事、仕事!」とよく言うのと同じように、ミッキーが「Travaille, travaille!」と言いながら掃除してる(ミッキーは掃除夫という設定)のが面白かったです😂

そしてついに、到着したのは…




そう、アベンジャーズ・キャンパス!!😍

いやもうこの景色だけで感無量ですよね~💕アベンジャーズ全然興味なしの夫は、しばし休憩(DLPは屋根があって座って休める場所がたくさんあって助かりました)。私だけで「アベンジャーズ・アッセンブル・フライトフォース」と「スパイダーマン・ウェブアドベンチャー」の2つに乗ってきました。

どちらもシングルライダーで乗りましたが、フライトフォースでは小学生くらいの娘さん二人を連れたパパさんと相席に。とってもフレンドリーなパパさんで、「ボンジュール!」と挨拶してくださり、出発前も「準備大丈夫?」と気遣ってくださいました😄ほっこり✨️

フライトフォースは聞きしにまさるとはこのことかという絶叫マシンで、初手からいきなり急加速で度肝を抜かれました😅アイアンマンとキャプテン・マーベルの会話なんか聴いてる余裕なし!唯一聞き取れたセリフがキャプテンの「Tony, I don't need your help!」だけ😂

ウェブアドベンチャーはそれにくらべるとほのぼのしてましたね。シーのトイ・ストーリー・マニア!と同じ双方向映像系ライドですが、道具はなし。スパイダーマンのウェブシュートをまねたモーションをすると映像の中で暴走するボットが壊れて点数がもらえるという仕組み。いい年した大人がやるのはちょっと小っ恥ずかしいかな~と一瞬思ったんですが、相席した恰幅の良いおじさんは普通にやってました。というか、慣れた感じで、叩き出した点数もすごかったです😂

スタジオではワカンダ・フォーエバーやアベンジャーズ・ユナイト!などのミニショーもあって、ランドとはまた違った楽しみ方ができました。

アントマンがグリーティングに出てくるところも見かけましたが、「コスプレしてる一般人?」と思うくらい周りにキャストさんがいないのもびっくりでしたね😅

ランドにもどって、午後のパレード、ハロウィン・セレブレーションを観覧。



ハロウィン・セレブレーションは城前に4つステージがあって、私はミッキーが来るステージ前をはずしてばかりでした…😓

パレード後は昨日と同じアグラバカフェで夕食、そして夜のショーまで何かアトラクションでも、と思ったのですが、雨が降っていたので、カフェの店先で雨宿りしたりして時間をつぶすことに。

夜のショーはディズニー・エレクトリカル・スカイパレードとディズニー・イルミネーションズの二本立て。2つのショーは連続して上演されます。

小雨のせいでドローンこそ飛びませんでしたが、夜のショーも圧巻でした!


混雑もすごかったですけどね💦帰りのRERもめちゃ混みで、まさに立錐の余地なしでしたが、30代くらいの男性が席をゆずってくれてありがたかったです😊そんなに疲れてみえたのかしらん…笑

当初は眠れるだろうかと心配していたダブルベッドですが、疲れて爆睡状態だとお互いの動きなんて意外と気にならないもので、3晩とも安眠できてよかったです😴

明日はいよいよ帰国だ~

続きます~ヽ(=´▽`=)ノ

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2024年10月17日木曜日

ロンドン・パリ旅行2024⑤「ディズニーランドパリ一日目!」

パリの朝ゴハンとかネット事情

さて、パリで最初の朝食ですが、私達が泊まったホテルハバナオペラ、Googleマップの口コミで朝食について酷評されていたので、あまり期待はしていませんでした。

実際どうだったかというと、ざっとこんな感じ(私が泊まったときのメニューなので、今後変更があるかもしれません)。

食べ物:パン三種(クロワッサン、チョコデニッシュ、プチバゲット)、ゆで卵、フルーツとヨーグルト

(パンのお供はバター、はちみつ、ヌテラのチョコスプレッド、あんずジャムなど)

飲み物:コーヒー、ミルク、オレンジジュース、セルフで淹れる紅茶(茶葉はEnglish Breakfast、レモンフレーバー、ダージリン)、ココア(これも用意されているホットミルクで自分で作る)

ロンドンで泊まったロイヤルナショナルホテルの朝食と比べると見劣りすると言わざるを得ません…が、「家庭的」といえばそうかも。みんな家で食べる朝食ってこんな感じじゃない?ホテルで食べる朝食ビュッフェの非日常性からはちょっと遠いけど、これはこれでありかな、と🤔

個人的に今回のヨーロッパ旅行の朝ゴハンで感動したのは、「必ずココアがある」こと!💕これって海外では当たり前なのかな?

パンはどれもおいしかったし、かの有名なヌテラも初めて食べましたが、これはハマる人いるだろうなという美味しさでした(実際、夫は毎食食べてた😂)。それと、ジャムがいちごやブルーベリーじゃなくあんずだったのも嬉しかったな~😋甘酸っぱくて最高!紅茶・コーヒーも美味しゅうございました。硬水で淹れた紅茶はおいしいと噂には聞いていましたが、確かに味が深くて美味でした。

ただ一つ、ゆで卵が堅ゆでだったのが、半熟派のワタシには不満でしたね…😅

ホテルWiFiですが、ロンドンのロイヤルナショナルホテルについては問題なく使えました。パリのホテルハバナオペラは、ほぼ飛んでないのと同じくらいの弱さ💦1階の朝食レストランにわりと大きめの機械が設置されているのを見かけたので、レストランとその周辺(2階くらい?)の客室ならそこそこ使える、のかな?ちなみに私達の部屋は7階😓ま、モバイルWiFiがあるからいいっちゃいいんですけどね…。


ディズニーランド・パリへ!

朝食を食べたら、DLPへ出発です。

と、その前に、自室の古風なシリンダー鍵をフロントに預け、さらに昨晩、入浴中に風呂の排水栓が閉まったまま戻らなくなった旨を告げ、私達の留守中に直しておいてもらえないだろうかと頼んでおきました。古いホテルではわりとあることらしいのですが…😱、修理に別料金を請求されることもあるらしいし、部屋も別室に移動になるかもな~と憂いながらの出発でした。

パークの最寄りはRER A線の終点、Marne-La-Vallee Chessy(マルネラヴァレ・シェシー)駅です。舌をかみそう😂

ホテルまで来るときも使ったメトロ7番線でオペラ駅へ移動、地下道でRER A線のAuber(オベール)駅へ徒歩移動してMLV Chessy行きに乗り換えます。券売機には「Tickets for MLV Chessy Disney(ミッキーマーク付き)」とあるのですごくわかりやすいです😀

ホテルからパークまではおよそ1時間…遠い😑でもホテル選べないツアーだったから仕方ない😑RERはメトロと違って地上も走るから、外の景色を楽しめるのがよかったです。それに、A線はダブルデッカー(2階がある車両)なので、2階席からの景色を見ていたら、移動もあっという間でした😊

パークに着いたら、お約束の手荷物検査。


あいにくの曇り空。パリの秋は雨が多いそうで、この日も夜から雨でした☔

手荷物検査が終わったら、ゲートが正面と右に別れていて、正面がウォルト・ディズニー・スタジオパーク、右手にディズニーランドパークのゲートがあります。


ハロウィンカラーのミッキー花壇。奥に見えている建物はパリのランドホテルで、この建物をくぐるとパークゲートになっています。

Kloo◯で予約したチケット、私は念のため紙に印刷して持って行ったのですが、問題なく入場できました!😀💕

ちなみにチケットのQRコードは二日間通して1つだけ。ランドとスタジオを行き来するときも使うので(日本と違って再入園スタンプなし)とっても大事。私はQRコードは印刷のほか、GoogleドライブやLINEのkeepメモにもバックアップ取ってました😎

ところで、実はこのKloo◯のチケットを買ったとき、サービスでヨーロッパで使えるeSIM(データのみ)3ギガを無料でもらってて、ホテル出発前にアクティベートして使えるようにしてありました。

モバイルWiFiは二人一緒に行動するときはいいですが、パークみたいにパレードの場所探しなどで別々に行動するときは少し困ることがあるかも、と思ったので、使うならこの日から!と決めていたのです。

eSIM、使ったことある方はご存知でしょうが、私は初めてだったのでドキドキでした😅

有効にすると、スマホ画面のふだん通信キャリアの社名(AUとかNTTとか)が表示されている場所に、見慣れない「F SFR」という文字が。どうやらフランスのMVNOの回線を使ってるみたい。使ってみた印象は、率直に言うと、「ないよりマシ」って感じかな…😂ま、パークみたいな人の多い場所では、日本でも繋がりにくくなるから致し方なしですよね。

そして驚いたのは、DLPには公式の無料WiFiが飛んでいる!ということです。これも日本とは違うところ。日本のパークにもWiFiほしいよね…サーバがパンクしそうだけど😂

日本と違うところは他にもいろいろありました。

エントリーもスタンバイパスもなし。ウソだと思うなら、DLPの公式アプリをインストールしてみてください(日本でもインストールできるので)😂DPAみたいな有料の時短パスやショーパレの有料観覧チケットなどはあります。

人気の屋内ショー、並ぶだけで普通に観覧できるなんて…嬉しすぎる!🥹

キャストさんいない。探さないといない😅パレードになるとどこからともなく現れるけど、基本、パレードルートの見回りだけしてすぐいなくなります😂

屋外ショーパレはすべて基本立ち見。座り見できるのは座席がある屋内ショーだけで、座って場所取りしてるとパレードルートの見回りに来たキャストさんに「立って!」と言われます。なのでちびっこの肩車多し。あと、背が低い我々アジア系は不利😭スマホやカメラを頭より上でも撮影OKなのがせめてもの救い…かな?

DLPのお城は、シンデレラ城ではなくSleeping Beautyのお城。くるくる回るハロウィンのデコレーションがおもしろいので、動画にしました(※音が出ます)。


ショーパレがすごく派手。DLPは通路の幅が狭く、最前だとカメラの画角に入り切らないくらい、ほんとにすぐ目の前(2、3メートルくらい)をパレードのフロートが通りますが、ご覧のようにドラゴンが火を吹いたりします!🔥エキサイティング!✨️

日本とは消防法が違うのでしょうね~…ちょっとうらやましいような気もします。ショーでも至近距離でパイロ(花火)がガンガン上がるので、その爆発音でちびっこが怖がって泣き出すレベルでした💦

この日はスタジオパークのほうへは行かず、ずっとランドにいて、写真撮りまくり😂

お腹が減ったのでどこかで軽食でも…と思ったのですが、フードスタンドで売られているちょっとした軽食でさえ11ユーロ以上する!😰

なので、予約よりかなり早い時間(午後4時半くらい)でしたが、夕食の予約を入れていたアグラバカフェへ行きました。

アグラバカフェは、ビュッフェスタイルで主に中東料理を供しているお店。雰囲気はシーのカスバ・フードコートみたいな感じですが、お値段はワンドリンク付きで40ユーロ!高!😭

でも中途半端に軽食で40ユーロ使ってしまうよりはいいよね、ということで予約を入れておいたのでした。

「予約より早いけど…」と公式アプリの予約画面を見せたら、問題なく入店できました😊

飲み物はコーラ(またはダイエットコーク)、オレンジジュース、アップルジュースから選べます。水は無料で持ってきてくれます。ドリンクバーがないのも日本とは違うところ。

メニューは謎な味のスープやしょっぱい豆のフムスなどを除くと、ヘルシーでおおむね美味しかったです。夫は特にピラフを気に入ってました。日本米とは明らかに違う種類のお米でしたが、とにかく米なのがありがたかったみたい😂私はローストラムが気に入りました💕そしてデザートはどれも最高!😋

さて、店を出ると雨がけっこう強く降り出していました。

DLPは午後のハロウィンパレードを小雨の中決行しましたが、夜の城前プロジェクションマッピングは果たしてこの雨で決行されるのか…☔

迷いましたが、この雨ではドローンも飛ばせないだろうしと諦めてホテルに戻ることにしました。何より、雨に濡れたせいで風邪でも引いたらしゃれになりません。

パークを出る前、夫が職場に持っていくお土産(バラマキ用)をお土産屋さんで探しましたが、個装菓子というものはほとんどありませんでした(あっても1、2種類)😅どうやら欧米にはバラマキ菓子という習慣がないせいらしい。

夜のCadet駅前は開いているお店も人通りもまだまだ多くて、私と夫は駅前の小さなスーパーでも、日本へのおみやげになるお菓子はないかなと見て回ったりしました。

そしたら、雨でお客がほかにいなかったせいか、店員さんから「もう店閉めるから、買うなら早くして!」と言われてびっくりΣ(゚Д゚)

まだ夜の8時くらいなんですけど…そしてネットには「閉店9時」って書いてあるんですけど!?😂

これも海外ならではか、と思いながら、見つけた個装マドレーヌのパックと巨大なマフィンの4個パック(自宅用)を買ってホテルへ戻り、その日は終了しました。

あ、風呂の水栓は直ってましたよ!追加料金などもありませんでした💕

よかった~ε-(´∀`*)ホッ

続きます~ヽ(=´▽`=)ノ

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2024年10月16日水曜日

ロンドン・パリ旅行2024④「パリへ移動」

 ユーロスターでパリへ

ロンドンで最後の朝食へ行く途中、ホテルの会議場?前にあった看板↓


どうやら今日はコミケ的なイベントがこのホテルである模様。私と夫が興味津々で看板を眺めていたら、受付の女の子がニコニコしてこっちを見ていました。

立ち寄りたい…!!😂

でもそんなことしてたらユーロスターに間に合わない!なので、後ろ髪を引かれつつ、朝食を食べたあとは自室へもどって出発準備をしました。

この日、私達が乗る予定のユーロスターの出発時刻は午後12時31分。ですが、チケットの注意事項によると、チェックインは出発の20分前で終了するのだそうで、私達は朝10時すぎくらいにホテルを出発し、セントパンクラス・インターナショナル駅へ。


駅へ行く途中、夫が撮影した「これぞロンドン」って感じの写真😁

結果としては時間を余らせることになりましたが、それでも早めに着いておいて正解でした。鉄道とはいえ、国境をまたぐので、パスポートチェックはもちろん、手荷物検査もかなり厳重で、時間がかかりました。

私は手荷物も金属探知機も引っかからなかったけど、なぜか手首周りをやたら丁寧に調べられました。シャツで隠れてたからかな?服の上からボディチェックを受けているお客さんもいました。

ゲート周辺には、明らかに武装してる警察官が仏頂面で立ってたり、すごく物々しかったです。おっかなかったなぁ…😨

待合室はめちゃ混みで、お土産屋さんのほかに軽食コーナーもあり、いい匂いが漂って楽しそうな音楽がかかってました。そして飛び交う色んな国の言葉😄

ユーロスターは車両に入ってすぐに大型荷物用の棚があるので、スーツケースをそこに置いて指定された座席へ。リクライニングはなし。それはまあいいんですが、なぜか進行方向と逆を向いている…😅

座席の向きを変えることもできるようですが、そうすると前の席の人たちと向かい合わせになってしまう。それはちょっと気まずいし、他の人たちは気にせずそのまま座ってるようなので、私達もそのままで行くことにしました。

うーむ、進行方向に合わせて座席を自動でセットし直してくれる新幹線って、とっても親切だったんですねえ😅

駅構内もそうですが、ユーロスターの車内もWiFiが飛んでました。ただ、Googleマップで自分の現在地をバッチリ表示できるほど強くはなかったです。車内が混雑しているせいもあるかも?

ドーバー海峡を渡るときはもちろんトンネルの中なので、海は見えません。ながーいトンネルをくぐったら、そこはもうフランス(でも風景はあんまり変わらない…畑ばかりで北海道みたい)。


花の都で迷子

3時間あまりの列車の旅を終え、着いたパリは雨☔でした…😭

到着駅であるガレドノルド(北駅、という意味)から、今夜のお宿であるホテルハバナオペラまでは、Google先生によると徒歩15分らしいのですが、雨の中、徒歩はちょっとな~、ということでメトロで移動することに。

しかし、ホテル最寄り駅であるCadet駅までの行き方がわからなーい。駅のインフォメーションで、北駅からはメトロ5番線でガレドレスト(東駅)へ移動、そこでメトロ7番線に乗り換えればCadetへ行けると教えてもらいました。

ちなみにメトロの切符はクレカのタッチ決済で普通に買えました(最初、カードを差し込んで、暗証番号を打ち込んで…ってやったらエラーになったのに、タッチに変えたら一発OK。なぜ…)。

さて、そういうわけで東駅に着いた私達でしたが、今度はメトロ7番線の場所がわからない!😱仕方ないのでその場を通りかかった私達と同年代くらいの気の良さそうな御夫婦に声をかけ、7番線はどう行ったらいいのか尋ねたところ、乗り場まで案内してもらえました✨️

ありがとうございます!🙏

今回の旅はこういった人情に助けられることがほんとに多くて、私も帰国したら外国人観光客には親切にしよう…と思ったことでした😌


部屋とコインランドリーと私

さて、雨の中、やっとたどり着いたホテルハバナオペラ。ラファイエット通りから少し奥にある、7階建て(日本式の計算で)のこじんまりとしたアットホームな雰囲気のホテルです。

そしてエレベーターが独特。


これ、エレベーターのドアなんです。手動です。

どうやって開けると思います?実は左側のノブを手前に引くんです😂ちなみに定員は3名。スーツケースを持ってたら、二人でもみっちみち。

そして部屋。私達は事前にバスタブ付きの禁煙ルームで二人部屋(ツインベッド)でお願いしていたのですが、フロントのおねえさんが言うには、希望通りの部屋だけど、「No shower」だと言われました。

シャワーがないってこと?漂う不安…(;´∀`)

まあバスタブさえあればなんとかなるさと部屋に行ってみたところ、広いバスルームにバスタブが…あれ?シャワーもある。

ただ、シャワーカーテンがない…😅

そんなことある…?

シャワーまともに使ったら浴室水浸しやん😂おねえさんの「No shower」は、「シャワーがない」じゃなく、「シャワー使わないで」ってことだったんだねえ…😅

あとこのバスタブ、水栓が閉まらないので、お湯が溜められないんですけど…😅

さらにベッドも問題。ツインだと思ってたらダブルでした😓

我が家は徹底的にツイン派で、寝返り打ったり、夜中トイレに行ったりしたとき、お互いの眠りを妨げることにならないか気になるんですよね。

コインランドリーへ行くついでに、フロントのおねえさんにバスタブつきのツインの部屋はないのか尋ねたところ、「ない」との返事でした…仕方ない😔

ちなみにこのホテルでは、快く10ユーロ札を小銭に両替してくれました。ありがとう!🙏

でも、行ったコインランドリー、クレカのタッチ決済対応してた…😂

そして、またもや使い方がわからない…ので、店内で自分の洗濯が終わるのを待ってる見知らぬおばさん(店員さんではない)に、使い方を尋ねました。

めっちゃ親切に教えてくれました…!🙏✨️

あと、店内に置かれている椅子に夫が座ろうとしたら、「それ、壊れてるから座らないほうがいいよ」って教えてくれたり、フランス人、優しい…!🙏✨️🥹

実際に来てみるまでは、「英語で話しかけて無視されたらどうしよう」とか思ってたけど、まさに杞憂でした。みんな普通に親切!💕

そしてコインランドリーの仕上がりも、イギリスと同じしっとり感😅部屋にもどってハンガー(なぜかいっぱいあった)にかけたりして干したあと、夕食を食べに出かけました。

夕食はマクドに行ってみることに。パリのマクドは普通に座席があったので。

しかし…まず注文までたどりつくのが大変でした。なぜなら、液晶パネルからセルフオーダーするのに、レジに持っていく注文票が出てこない

たぶん、印刷用のロールペーパーがなくなってるのを放置してるんでしょうね。オーダーやめて帰っちゃう人、絶対いると思うけど、だれも気にしないのかな?気にしないんだろうなぁ~、ちょっとフランスのありえなさを感じました😓

仕方ないので、他の人が注文してるのを観察し、ちゃんと注文票を印刷できている端末を見つけてオーダー。

なんとか夕食にありつきましたが…値段は倍近い(パリの物価はほんと高い)のに、お味は日本のマクドのほうがおいしいと思いました…😓せつなーい💦

明日はいよいよDLP!楽しみです!


続きます~ヽ(=´▽`=)ノ

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紅蓮の禁呪152話「竜と龍・九」

 玄蔵は抗弁した。 「しかし黄根さん、魂縒のあとには昏睡があります。第一、今の紅子の身体は普通の状態じゃ……」  ところが、当の紅子はいつの間にかすっくと立ち上がっている。 「紅子?大丈夫なのか?」  ついさっきまでふらついていたのにと訝しみながら玄蔵は声をかけるが、彼女は焦点の...