2020年8月22日土曜日

(ほぼ日本人作家だけど)【世界SF作家会議】見てみた


Youtubeのおすすめに上がってきたので見てみました。

いとうせいこうさんの司会がうまくて、SFマニアじゃない人にもわかりやすくなってますが、逆にもっとマニアックな話を聞けると思ってたリスナーさんは肩透かし感あるかも…私もその一人ですが。

#8の「アフタートーク」でいとうさんの「新井さんどうしようかなと思った」というセリフに失礼ながら笑いました。

いとうさんがどういう意味でそうおっしゃったのかはわかりませんが、私は個人的には新井素子氏はSF作家というよりは、設定がSFっぽい「恋愛作家」だと思っているので、出演者の中に彼女の名前を見たときにちょっと、というかかなり

「大丈夫なのかこれ」

って思ったし。

結果的には、新井氏の存在がこの会議を一般人にもわかりやすくする要因の一つとなったわけで、まあ結果オーライってとこですかね。

「アフターコロナなんてない」という予想については、私も新井氏に激しく同意ですし。

「アフターコロナ」といえる時代が来るとすれば、数十年後、インフルエンザにおけるタミフルのような特効薬が開発されたときかな、と私は考えますね。

ワクチンが開発されて、治験もパス、国の認可もおりて、今マスコミが騒いでますが、研究機関の発表などを見ていると、新型コロナウイルスはインフルよりも圧倒的短期間(2、3ヶ月くらい)で変異するらしいし、しかも季節性ではまったくない。おまけに体内に抗体ができても、その抗体はわりとすぐに消えてしまうそうなんですよ。

(新型ウイルスのこの辺の特徴についても、個人的には同会議で作家の皆さんにつっこんでほしかったですね〜。
「こんな設定、編集からOK出るわけないでしょ!」
って笑
まさに事実は小説より奇なり!)

だとすれば、今開発されたワクチンが、果たして変異し続ける新型コロナウイルスにどれくらい対応できるのか?も未知数だし、人体内で抗体となって働いてくれる期間も未知数だし、結局、インフルのワクチンと同じで、

「接種したからって油断は禁物」

ってことになりそうだなぁ〜と、私なんかは思うわけです。

ワクチンの接種証明書を印籠のようにかざしつつ、夜の街でクラスター発生させまくる無症状患者とか…

出てこないとは限らないデスヨネ…

同会議は新型コロナウイルスがテーマだったんですが、私は数年前から絶賛進行中の地球温暖化についても、皆さんのお考えを伺いたかったですね。私は、今回の新型コロナウイルスのパンデミックも地球温暖化となにか関係があるのでは、と思っているので。

紫外線の増加や温暖化といった、大きな環境の変化が、我々の目には見えないミクロの世界でとてつもない異変を引き起こし、その異変が今やっと我々の目に見えるレベルにまで上がってきたのだとしたら。

だとしたら、この異変はおそらく、この新型コロナウイルスだけではおさまらない、と私は考えているのです。

別に科学的根拠があるわけではなく、妄想と言われたらそれまでなんですが。

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