6月18日午前7時58分に発生した大阪北部地震。
我が家の被害といえば、買ったばかりのタマゴ一パックがほぼ全滅したとか、ありったけのティーポットと急須が全部割れたとか、まあそんくらいの微々たるものですが、自分の備忘録として書き残しておこうと思います。
拙ブログをご覧の読者諸氏のご参考ともなれば、幸いです。
地震直後の惨状は、台所のみ
まずは、我が家における最大の被災地(?)、台所の、地震直後の写真をご覧あれ。
まだ地震直後でパニクってるときにスマホで撮影したので、タテ画像になってしまってます。見づらくてすみません。
食器棚・フィッシュロースターなど、とにかくあらゆる扉が開いてます。
朝食後だったので、洗おうと思ってシンクに置いてあった食器類に、シンク上の吊り戸棚に入れていたボウルや片手鍋が激突。えらいことに。
地震直後、冷蔵庫の扉は開けっ放しでした。写真は、扉を閉めてから撮影してます。
床に落ちているのは、冷蔵庫から滑り出てきた食材・調味料・タマゴなど。
冷蔵庫にしても食器棚にしても、棚の奥に置いていたものはほぼセーフで、手前側にあったもので重心の高い物(背の高いグラスとか)はたいてい落ちて割れました(T_T)
古いクッションフロアがさらにへこみとキズだらけに…(T_T)
そして、後片付けも大変でした。
生タマゴまみれのガラスや陶器のかけらがちらばっているので、まずは卵液を拭き取ったものか、それとも破片を拾うべきか?
いろいろ考えた結果、とりあえず破片を踏んでケガをしてはいけないので、去年買ったけど履き心地がイマイチでほったらかしにしていた100円ショップのスリッパを履き、尖った破片をビニール袋に入れつつ、割れたタマゴは卵液が流れ出すのでシンク(こちらも破片だらけだったんですが…)へひとまず避難させ、無事な物・汚れてない物はもとの位置に戻し…という感じで片付けていきました。
物品や大きな破片を片付けたら、タマゴで汚れていない場所だけ掃除機で細かい破片を吸い取り、最後にぞうきんがけで終了。
あとは、シンクの中に落ちている物品や破片を片付けました。
タマゴはね~、10個中9個が割れていました。奇跡的に1個だけ無事だったんですよ!
割れたタマゴは、カラを取り除いてできる限りサルベージ。その日のお昼ご飯になりましたw
とまあ、こんなふうに何かが落ちてきたり、割れたりしたのは、我が家では実は台所(と夫の部屋)くらいのもので、他の部屋は、タンスが前に数センチせり出してた程度でした。
PCやテレビには事前にジェルパッドをかましておいたので、そのおかげかな?
ご近所づきあいは大事
地震から15分後くらいに、自治会の防災委員さんが安否確認に来てくれました。
イベントのお手伝いなど、めんどうなこともありますが、やっぱり近所づきあいって大事だな~と実感。
電気・ガスはOK。しかし水が…
震災後、我が家では停電はまったくありませんでした。
ガスは、振動を検知したマイコンメーターが自動で供給をストップしていたので、メーターについていたタグに書いてあった方法で自分で復旧させました。
しかし、水については、壊れた水道管を復旧させるために、18日午後7時から市内で順次給水を停止するという情報が自治体の公式サイトに上がっていたので、とりあえず浴槽に水をためることに。そしたら…
ためた水の底に、砂みたいなものが。
ネットで調べた所、これは水道管の内側のサビが、振動ではがれた物、らしいです。
人体に害はないそうですが…気になるよね…(>_<)
結果として、我が家の活動時間中に断水はありませんでした。
が、この後、水道水は茶色く濁ってしまい、19日は飲食に使う水すべてを備蓄のボトル水に切り替えました。
食器や鍋などを洗うのも控えたので、食事も備蓄のインスタントやレトルトに。
(ゴミは出るけど、食事の準備と後片付けがめっちゃラクでしたw)
幸い、20日の午後には自治体のサイトで水道水の安全宣言が出されたので、消費したボトル水は2リットル入り4本程度。
夫は職場に泊まり込んでいて、私と子供しか水を使わなかったのと、やはり真夏ではなかったので、少なくて済んだのだと思います。
お風呂はどうしたかっていうと、18・19日ともしっかり入りました(笑)
なにしろ我が家にはアトピーの子がいるので、汗をかいたままほっとくわけにはいかなかったんですよ~。それに、水が濁っているといっても、飲まなければ問題ないだろうと思ったので。
ちなみに我が家は、災害備蓄品の中に、全身を拭ける大判で厚手のウェットティシューを常備しています。子供が「濁った風呂に入るのはイヤ」と言ったら、そちらを使う予定でしたが、子供が選んだのは風呂。まあいいけど…
あと、どうでもいい話ですが、赤茶色の風呂は薄めた有馬温泉みたいでしたw
総括・やっぱり水は大事
「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもので、今回の地震で本当にそれを痛感しました。
我が家のライフラインが深刻なダメージを受けなかったのと、だれもケガをしなかったということも大きいですが、家具の固定器具やジェルパッドが減災に役立ったと思います。
冷蔵庫の扉については、あれから100円ショップでチャイルドロックを買ってきました。
留守のときと、就寝時には閉めるようにしています。
これで、留守時に地震が起きても、扉が開けっ放しになりません!
それと、やっぱり大事だなと思ったのは、普段からの水と食糧の備蓄。
余震の恐れがある中、買い出しに行かなくていいって本当に気持ちがラクでした。
実は我が家には、段ボールでできた組み立て式の非常用トイレと、排泄物を消臭する凝固剤も常備してまして、今回こそは使うかも~?と思ったのですが、結局、出る幕がありませんでしたね。
今後も、できれば使わずに済むことを祈ってやみません。